カミーユ・ル・タレ(ルタレック) 夾彩アカンサス文c&s

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カミーユ・ル・タレ(ルタレック) 夾彩アカンサス文c&s

49,500 (税込)

カップH:7cm 
ソーサーD:11.5㎝
年代:1955年

フランス第四-第五共和制を代表するパリの磁器絵付師カミーユ・ル・タレ(1906-1991)工房。1955年の作品。

<コメント>
パリに代々続くヴァンサンヌ・セーブル窯の贋作絵付師にして、イギリス女王エリザベス2世、モロッコ国王ムハンマド5世など王侯貴族やアスプレイやティファニー等の高級宝飾店へ磁器を収めた伝説的絵付師カミーユ・ル・タレ(ルタレック)工房の希少な作品。この工房の作品は完全なハンドペイントで同じ絵付けのカップ&ソーサーは見ることはまず無いとさえ言われています。

裏の金彩はセーブルスタイルやヴィーンスタイルのアンティークでよく見られる、リモージュの白磁製造メーカー商標を隠すための伝統的ペイント。パリにてル・タレの絵付けという筆記体サイン有。本作品のデイト・マーク「HH」から1955年製。
様式はアカンサス文に紺地を塗り詰めたマジョリカ焼に範を求めた夾彩のルネサンス・リヴァイヴァル。古拙でありながら気品のある色彩とデザイン感覚は18世紀アンティークと見紛う見事な作行です。塗り詰めの紺色が透き通る様に美しく、ミステリアスな曲者的出自が如何にもパリらしい逸品。
日本では知られていませんが、本場ヨーロッパではオークションで天文学的高値を叩き出す工房の作品です。
希少品。

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