ハラッハ伯爵 ターコイズミルクグラスエナメル彩花鳥蝶文花瓶
商品番号:G1-1-227
¥77,000 (税込)
H:47.5cm
年代:1850-60年代
19世紀中期オーストリア帝国ボヘミア製ミルクグラス(オパーリングラス)。
ビーダーマイヤー様式。
<コメント>
19世紀中期ビーダーマイヤー様式のミルクグラス。ターコイズ色のボディにエキゾチックで鮮やかな鳥と蝶、花のエナメル彩絵付けがヴィーン・シェーンブルン宮殿ベルグルの間(1769)を想起させます↓
https://www.schoenbrunn.at/ueber-schoenbrunn/das-schloss/rundgang/berglzimmer
この種のエナメル彩が施されたミルクグラスは19世紀イギリスの港町ブリストル、ボヘミア・ハラッハ伯爵工房、あるいはフランスではバカラ社とポルティユー・ヴァレリスタル社で多く制作されました。こちらの作品は絵付けの雰囲気からボヘミアで現存する二番目に古いガラス工房、ハラッハ伯爵工房(1712-)と推察されます。
一口にエナメル彩のミルクガラスと言っても絵付けの質には様々ありますがこちらの花瓶は非常に雰囲気が良く、かつ古拙さが感じられます。胴と脚が別作後、癒着されていて制作に手間がかかっていることが高台より判ります。サイズも大型で19世紀に大邸宅の大きなマントルピースの上に飾られていた作品でしょう。
目立った傷もなく、時代も一般的なアンティークよりも古く、飾り映えの良い花瓶☆
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