インド ビドリウェア真鍮銀象嵌アラベスク文花瓶
¥29,700 (税込)
H:20.5cm
年代:19世紀
19世紀ムガル-インド帝国南西部カルタナカ州ビダールで作られた真鍮銀象嵌花瓶。
<コメント>
日本人には耳慣れないビドリウェア(Bidriware)とはインド南西部イスラム王朝バフマニー王国のスルタン、アラー・ウッディーン・アフマド二世(在位1436-58)の治世にペルシャ(イラン)とシリアの職人が伝えたとされるイスラム風の金属器です。意匠はトルコ、ペルシャ、中国、そしてムガル帝国の影響が混在しています。
1851年第1回ロンドン万博、1855年パリ万博でヨーロッパへ紹介され、イギリス領インド帝国時代シガレットケースやボタン、額縁、インクスタンドなどヨーロッパ向けのビドリウェアが制作・輸出されました。今日アンティーク市場で稀に見かけます。
こちらはヨーロッパ向け作品と異なりイスラム文化が濃厚な伝統的金属器デザインの花瓶(水瓶)。お床の唐物花生けとしても大変好ましいサイズとデザインです💕
数量